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Les Françaises et une Japonaise

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フランセーズ達の中へ突撃!1.

 金曜日の夕方から夜に掛けては演劇サークルの日。フランスに来てから半年以上、彼と彼の家族であるフランス人達としか親しく付き合えず、孤立していた。どうしたら友達(仲間も含めて)ができるのか良く分からなかった。それでも東京に旅行や語学研修で来ていた時にエシャンジュや東京案内を買って出たりして知り合ったパリジャン達とパリに出たときにお茶をしたり、パリを案内してもらうことで孤独を埋めたりしていた。
 でも、ある時パリからリールへ帰るTGVの中で隣り合った日本女性が偶然、舞踏(日本の現代舞踊の一流派、フランスを始めとしたヨーロッパ各地で公演しており、おそらく芸術育成に理解のあるフランスにおいては日本におけるよりも舞踊家達への報酬や失業保険面で非常に優遇されている。)の女優兼多分舞台演出家の方にお会いして道中お話をお伺いしたり、日頃フランス生活で私が感じていたことなどを聞いてもらっている中で、何か彼女のエネルギーに感化されるものがあったのだと思う。次の日に住んでいるフランス北部の小さな町にあるダンスサークルを主催している人物に思い切って電話してみた。なぜそのダンスサークルを選んだかといえば単純で、その町のサイトにダンスのアソシエーションの一つとして主催者の名簿が掲載されていた。そして、名簿の中でそのサークルが、2つか3つあるダンスサークルの一番上に掲載されていた。という理由だけ。そして、これが偶然に電話した日がその週のサークルの開催日だったから、その日から参加してみたのがきっかけでフランス人との交流というものが、私の中でグッと身近になった。
 フランスに来てみるまでは、フランスに来たらすぐにカフェとか道端とかで簡単に知り合いや友達ができるものだと思っていた。日本女性達がフランス男性達に人気があるのも噂で聞いていたから、「道端で急にナンパされたりもするのかな。」などとすでに日本で出会ったフランス人の彼がいてもちょっと期待してもいたかもしれない。でも、そうだった・・・。「フランス人が外国人が英語で道を聞いても教えてくれない。」とか、「高慢でちょっと気難しいイメージ」があるのは、彼らが一見さんさんに対して心の敷居が非常に高いということから来ているのだ。彼らの心の中に少しずつ入って行くには定期的に、そして継続的に彼らに会う必要がある。フランス人って結構、警戒心が強く、なおかつ日本人のように心の中でどう思っていようが、表面的に感じ良く笑顔で接したりすることを「善」と考えている人ばかりではないので、この国に一昨年の秋にやって来て底冷えと湿気と太陽の顔の見えない暗い冬がやって来て、そして待ちに待った春がやってきても周囲から切り離されたアパルトマンで遅々としか進まないマスターの課題とインターネットを相手に過ごすのは、「何だか思い描いていた生活と大分違うな。」という感じではあった。幸いいつも隣に彼がいてくれたので、それは本当にありがたかった。日本で出会ったときは静かな年下の彼に私の方が背中を押したり、「いざと言う時は守ってあげなきゃいけないんだ。」くらいに思っていたのにフランスに来たらかなり立場が逆転してしまった。それでも、一昨年に二人で彼の育った町にやって来てからは、日本からの帰国後すぐであることと、彼にフランスでの職業経験がなかったことで、彼にも仕事が見つからなくて、かと言って彼は断固として意に染まない仕事はしない。つまり「日本語教師以外の仕事はしない。」と心に決めているようだったので、平均して月に3度ほどパリの大学に講義を受けに出かける以外は、二人してアパルトマンに閉じ込められて兵糧攻めに合っているような心境も手伝ってかなり精神は圧迫されていたと思う。
 初夏に近くなった頃にこのダンスサークルに週一度通うようになってから、少しづつ事態は好転していったように思う。これは、一つには物理的に週に一度、音楽にあわせて身体を動かすことで肉体を通して精神が開放されたこと。そしてもう一つには、このサークルで知り合った人たちと少しずつ会話をしたり、一緒にダンスをすることによって心の触れ合いができるようになったこと。そして、このきっかけを作ったのが何よりも自分が踏み出した一歩のおかげであり、今度は彼のおかげでも、温かい彼の家族のおかげでもなく、もちろんこのサークルに参加していた人たちが一人で参加を始めた日本人の私を受け入れてくれたこともあるけれど、でも、ここに飛び込んだのは私の選択であり、そのことによって、彼らとの交流を始めることができ、そこから、色々な情報をもらったり、少しばかりのアルバイトをもらったりすることができるようになったという自分に対する自信のようなものが少しずつ培われていったのだ。
 このダンスサークルは主にルネサンス期のフランスやイギリスのダンスを復元して踊ってみるというもので、ヨーロッパの古い文化に憧れのあった私には非常に興味深いものだった。また、日本でこの種の舞踊を習うことは習い事文化の盛んな都心でも不可能に近いだろうし、何よりもフランスの中でもダンス・アンシエンヌをやっているサークルはパリを含めてあまり多くはないことから非常に気に入った。「日本でフランスの16、17、18世紀の文学を講義して下さった大学の先生方だって、きっとこんなダンス踊ったこと無いかもしれない。」と想像すると、ちょっと鼻が高かったりもした。
 難しい単語が鏤められた大学の講義や、脈絡のない日常会話が分からなくても、ダンスというのは決まった単語、前へステップ、後ろにステップ、回る、とか決まった単語を7個ぐらいマスターすれば踊れる。それに、言葉が分からなくても様は、隣のフランセーズ達ののやっていることと同じことをすれば良いし、相手のフランセ達もリードしてくれるわけだから事は単純だった。たまにそれでも分からないようなことがあっても、先生役のアソシエーションのマダムが何度も説明してくれたし。みんな、趣味でやっている人だから前週にやったことを忘れてしまっても、また次の週に説明してもらってみんなで楽しんだ。
 一つ目の「フランセーズ達の中への突撃!」はこれで成就された。でも、この小さな町からTGVの発着する大きな町に昨年の秋に引っ越してしまったから、このアソシエーションまでメトロとバスを使って治安の悪くなる夜に通うことはできなくなってしまった。とっても残念!ただ、土曜日や日曜日の昼間に何かイベントがあったら必ず参加すると約束しているし、たまに先生役のマダムにはメールを書いて連絡を保つようにしている。そして、また彼女のおかげで、彼女の職場でたまにアルバイトもさせてもらえるようになったので、彼女と縁が完全に切れるようなことはないと思っているし、そのように努力を続けている。次のエントリーでは、大きな町で今年に入ってから参加し始めた演劇サークルでの出来事を書いてみようと思う。

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コメント:
No title
ブログ開設おめでとう!このフランス語勉強になるわ~。早速使ってみよう。でも使う機会が無い方がいいのか・・・
また、お邪魔します~。
2009/03/28(土) 06:44 | URL | まみっち #57yAvQCY[ 編集]
まみっちさんへ
記念すべき初コメントをありがとうございます。そうですねぇ、「お風呂場が浸水状態」は我がアパルトマンでは頻発しておりますが、使う機会が無い方が快適ですねぇ。またのご訪問をお待ちしています。
2009/03/28(土) 14:29 | URL | Celine.b #-[ 編集]
一歩が、大きいよね
こんにちは。
見知らぬ土地で、新たに人と出会って、ふれあうことの難しさ。なんだかとっても分かります。一歩踏み出して、きっかけを作ってしまえばなんてことはないのだけれど、そこへ行き着くまでが大変なのよね。

それにしてもユニークなサークルね!
普通のフランス人でも知らないような世界が広がっていそうで面白そう。
2009/04/11(土) 00:39 | URL | coco-agua #-[ 編集]
Re: 一歩が、大きいよね
Coco-aguaさん今日は。
ただでさえ日本に比べて十分に緯度の高いフランスのさらに陸奥ですから冬は圧迫感がありますが、そんな中でも少しずつ色々な人との繋がりを作っていける今に感謝しています。

サークル活動というのは日仏関係なく趣味のあう仲間を職業、年齢、社会的地位、性別などに関わり無く出会えるというところが良いところですね。

またのコメントをお待ちしています。良い週末を!
2009/04/11(土) 03:29 | URL | Celine #-[ 編集]
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フランス生活で日々 感じたことなどを地道に綴って いきたいと思います。 美しくて気まぐれで直情型のフランス女達と マイペースな1人のジャポネーズとの 壮絶バトルもあるかも・・・?

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