続き物です。お読みで無い方は
フランセーズ達の中へ突撃!1.フランセーズ達の中へ突撃!2.からお読みいただくと状況が良くお分かりになると思います。
先週の土曜日と、日曜日に所属しているアソシエーションの初の舞台があった。この日が来るまでに、金曜日の夕方から夜にかけての通常稽古の他に、パック(復活祭、イースター)のバカンスの間の4時間ほど、それからフランスの第二次世界大戦戦勝記念日(5月8日)の祝日、翌日、最後にコーラスだけの練習でメンバーの1人の家に集まったり、アソシエーションの主催者の家に各人が時間の空いたときに3時間ほど行ったりと、準備のためにそれぞれできる限り集まり、衣装や舞台装置の準備、リハーサルなどなどをしていた。趣味でやる割には、結構な拘束時間で最後の方はかなり疲労が蓄積されてしまった・・・。金銭目当てでやっている訳ではないし、別に知り合いとか近所の暇なお爺さんとか、子供達のお父さんやお母さんくらいしか鑑賞しに来るわけでしかないのに、かなりの熱の入れようだった。
疲労がたまって来ると、普段からヒステリーのフランセーズ達はさらにヒステリックになり、私だって我慢の限界に来たらブチっという神経が切れる音が頭の中でして、不快感を顔に出さないように日常は心がけているのだが、嫌そうな顔をしなければならない場面が何度もあった。(まぁ、彼女達に対してはそのくらいに嫌な顔をして見せないと相手に対して失礼なことをしていることに全然気がつかないから良いのだけれど。) だいたい、フランセーズ達は一般的に「俺様状態でご自分が皆一番正しくて、頭もよろしいと思っていらっしゃる」ものだから、意見が衝突し出したらもう稽古場は血の海みたいになってしまって、まぁ、稽古中に死人が出なかっただけでも本当に良かったと私は思っている。良かった、良かった。
アソシエーションの主催者の夫婦はやはり長年こうやってアソシエーションを主宰して、演劇をやって来ただけあって慣れてはいたけれど、それでも今年の準備は足並みが最後までそろわなかった。(昨年も参加していたフランセーズによる。)まぁ、彼らの方にも落ち度が無くは無い。彼らはパックのバカンスの間中、南仏の家に行ってていて、北部にいなかった。その間中、金曜日の通常稽古はなし。南仏の家にはもちろんインターネットなんか敷いていないのでメーリングリストで連絡といったような気の利いたこともなし。衣装や装飾の一部は彼らがバカンスに行っている間に目端の利く一人のフランセーズの主導でフランセーズ達と私が彼女らの中の1人の家に集まって作った。
だから5月8日(金)に主催者である彼らが南仏のオバカンスから戻って、彼らの家で「衣装や装置、装飾品の準備を朝10時からするから集合」と掛け声を掛けてもイマイチ集まりが悪かったのはまぁ、彼らに落ち度がないとも言えなくは無い・・・。この日の午後に子供たちのグループが稽古をする時に、来るハズの子供が3人しか集まらなかったり、だって、この日は祝日だから、考えてみたら子供達をアソシエーションに送り迎えする彼らの両親達だってお休みしたり、あるいは家族でどこかに出かけたい気分だったのだろうし、彼らがその気分に忠実に従ったとして一体誰に文句が言えようか?概して、フランス人は日本人と比較すれば「他の人に悪いから」という意識が薄いように思う。行きたくなければ行かないし、「他の人が集まって稽古していることによって、そこで遅れをとって、他の人に迷惑をかけた」としても、行きたくない日や、用事のある日 (行きたくない場所に行かないために無理に入れる場合もある。これは日本人と同じか?)、会いたくない人に無理やり対面上会うとかそういうことはかなり少ないと思う。私だって書きかけの終わらないレポートがあって、読まなければならない文献だって山ほどあるのに、で、このアソシエーションの演劇が成功したとして私に対して返って来るものは一体何?と首を傾げたくなってしまう程の状態だから、最後の1週間は速く過ぎ去ってくれる事ばかりを願ってしまった。
金曜日にはルーアンに行く用事もあったし。。。
(本当に用事か?)
つづく
体調悪し。Je suis complètement défoncée, aujourd'hui...(しぃこんぷれっとぅもんでふぉんせ おじょうるでぃ。。。)
Bonne nuit!
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